奈良教育大学 特別支援研究センター

保護者・子供向けプログラム

学習支援プログラムやペアレントトレーニングなど、発達障害のある子どもとその保護者を対象としたプログラムを行っています。
開催するプログラムはその都度ホームページにてご案内します。
対象や内容は異なる場合がありますので、各プログラムの募集内容をご確認ください。


特支センターのアツい夏が終わりました。。

夏休み!!宿題おたすけプロジェクト2019

 

新規参加を含む11名の子どもたちが集い、うんざりするような夏休みの宿題を予定通り、片づけました!

 

サポートにあたったおたすけ隊は、発達障害児の弱点よりも隠れた才能の発揮を目指すという本プロジェクトのコンセプトに賛同して集まってくれた本学学生と県内の現職教員から成るチームです。

 

初回からずっと連続して来てくれている人、いつの間にか学生から先生になって戻ってきてくれた人、一度携わった人がずっと長く参加し続けてくれるのが、何よりうれしいです!

 

プロジェクトのテーマは、大人も子どもも、「自分にできること、得意なことで活躍する!」です。

 

センターの心理士は得意とする環境設定とメンバー・スタッフ間のマネージメントを担当し、指導は教育のプロと教師のたまごにお任せ!

 

別室で行うママ講座、家族心理教育プログラムはそれが得意な心理士が組み立てました。

 

学生たちは前期試験や集中講義の合間を縫い、現職教員は膨大な仕事を調整しながら、事前研修を受け、担当する児童に合わせた指導の準備を進めてきました。

 

ドリルや日記など定番の課題以外に、名物の特設コーナーを一部ご紹介します。

 

絶対に道に迷わない男が教える「地図マスター」

数学教育専修による「算数克服道場」

書道教育専修は恒例の「お習字教室」

英語教育からは「英語先取りレッスン」

技術教育は本格的な「工作ラボ」

家庭科教育は男子学生による「お裁縫教室」

中学理科の現役教師チームは「理科自由研究」を一手に

ブラバン出身学生の厳しい「リコーダー教室〜ふえはうたう〜」

 

見ているだけでワクワクするようなラインナップです!

 

お母さんたちは、6月頃から募集開始を今か今かとチェックし、祈るように抽選結果を待ち、夏休みが始まるとすぐ、プロジェクトに持ち込む宿題を選んだり、取り組みたい課題についての計画を子どもと相談して提出したりと、時間制限のある中で大変なミッションをこなしてくださっています。

 

そして万全の体制で迎えた3日間、主役である子どもたちはたくさんの宿題を抱えてやる気満々で登場し、整えられた環境の中、120%のパフォーマンスで応えてくれました。

 

それぞれが自分の特技を発揮し、自分にしかできない役割を担うことでプロジェクトが成り立つ。

 

今年で4年目、始めた頃にぼんやり見えていた理想の形がちょっとできあがったような気がします。

 

かかわってくださった全てのみなさまに、心から感謝します!